カセットデッキの面白さ③

TC-FX600の秘めた実力

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これは型番や価格からして、1980年に出たTC-FX6とそれに続くTC-FX66の後継機種ということでしょう。ただし、FX66までは”S&F”ヘッドでしたが、この機種は”レーザーアモルファス”ヘッドとなり、上級のESシリーズと同系統の仕様となりました。正に、トリプルナンバー・シリーズが始まると同時に発売された機種であるわけです。ある種、廉価版といった位置付けかもしれません。しかし、内容を見てみると決して引けを取っていないといえます。

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実際、ESシリーズ(222・333)などと比べても音質差は特に感じません。むしろこちらのほうがシャキッとしたソニーらしい音に思えます。デザインが大人しいので損をした機種かもしれません。実は非常に素性の良いテープデッキなのです。そして何より、”シングルキャプスタン”というのが良いのです。ESシリーズは、”デュアルキャプスタン”が売りで、これはオープンリールデッキのメカニズムと同じという、ある種のステイタスを謳っていましたが、使ってみると必ずしも良くないのです。つまり、よくテープが絡まるのです。何本貴重なテープをダメにしたか分かりません。おそらく、左右のキャプスタンのテンションが微妙に違うので、その誤差がテープ走行に影響を及ぼすのかもしれません。これがシングルキャプスタンだと、メカが単純なので起こりにくいのでしょう。筆者が使ったテープデッキで、シングルのものはどれもとてもよくできていました。

画像 1534.jpgデュアルキャプスタン(K222ESG)

画像 1533.jpgシングルキャプスタン(FX600)

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